「セントラル浄水器って本当に必要なの?」と悩んでいませんか? 家全体の水を浄化できる便利な設備ですが、導入には費用やメンテナンスの負担がかかるため、迷う方も多いでしょう。

11か月使ってみた私の結論として、
セントラル浄水器を付けて良かったと感じています!
しかし、セントラル浄水器にはメリットとデメリットの両方があり、家庭のライフスタイルに合うかどうかが重要な判断ポイントになります。
この記事では、セントラル浄水器のメリットとデメリットを詳しく比較し、どのような家庭に適しているのかを解説します。購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで判断の参考にしてください。
セントラル浄水器とは?基本的な仕組みと特徴
セントラル浄水器の仕組み
セントラル浄水器は、住宅の給水管の元に設置される浄水システムです。水道水が家全体に供給される前にろ過を行い、不純物や塩素を取り除くことで、蛇口ごとに個別の浄水器を設置することなく、家中の水をきれいにできます。
一般的な浄水器との違い
一般的な蛇口型やポット型の浄水器は、使用する特定の場所の水を浄化します。一方、セントラル浄水器は家全体の水をろ過するため、すべての水が一定の品質を保てる点が大きな違いです。ただし、導入コストや設置スペースの必要性といった点でハードルが高くなることもあります。
セントラル浄水器のメリット
家全体の水を一括して浄化できる便利さ
セントラル浄水器を導入すると、キッチンやバスルームなど家じゅうすべての水が一括して浄化されます。蛇口ごとに浄水器を取り付ける手間がないので、一度設置すれば家全体でどの蛇口からでも安心して水を使えるようになります。

実際に設置してみて、どの蛇口からも安全で美味しい水が出てくることは、とても大きいと感じました!
健康・美容へのメリット
不純物や塩素を取り除いた水は、肌や髪への負担を軽減します。私が特にメリットを感じたのは入浴時です。

気化した塩素を取り込むリスクが減る
温水の場合、水中の残留塩素は揮発して体内に取り込まれると言われています。
セントラル浄水器を使った新居では、お湯を張った浴槽から立ちのぼる塩素臭がありません。また、シャワーを出しているときも同様に、塩素臭を感じませんでした。
これまで、入浴時には毎回塩素を体内に取り込んでいたのだと実感し、少し怖くなりました。
肌や髪への負担が少なく、肌ざわりが良い
驚いたのが、洗髪中に感じていた髪の毛のキシキシ感がないことです。塩素が除去されただけで、こんなにトゥルンとなめらかな感触になるのかと、本当にびっくりしました。
浴槽に浸かったときにも、一番風呂特有の少しピリピリするようなお湯の硬さが全くありませんでした。やわらかくなめらかなお湯を常に感じることができます。
皮膚の乾燥が改善
入浴後にカサついていた内ももが、以前よりしっとりしています。劇的に改善したわけではありませんが、日々の積み重ねで今後もより改善していくことが期待できます。
水の味が美味しくなる
当たり前のことですが、浄化されることで水の味も変わります。特にカルキ臭さの軽減を感じる方が多いと思います。

コップに注いですぐ飲めるので、とても楽になりました。
子どもたちもごくごく飲んでいます。
野菜の栄養が溶け出しにくい
塩素を除去した水で野菜を洗うと、ビタミンなどの栄養素が溶け出しにくいといわれています。
なかなか直接効果を実感しにくい部分ではありますが、なるべく多くのビタミンを取り入れ、健康でいたいので、この効果はありがたいと感じています。
家の配管や家電の寿命が延びる可能性
昨今問題視されている、公共インフラの劣化問題。
赤さびのついた水道管のように、自宅内の配管も劣化していきます。
しかし浄水された水が通ることで、水中のミネラルや化学物質などの不純物が溜まりにくくなり、配管の劣化スピードが抑えられる可能性があります。
また、給湯器や洗濯機などの家電製品においても、内部に不純物が溜まりにくくなり、機械の寿命が延び、メンテナンスの頻度も減らせる可能性があります。
セントラル浄水器のデメリット
ここでは、私が実際に導入して感じたデメリットと、私は感じていないが一般的にデメリットととらえられることについて、分けてお伝えします。
初期費用やランニングコストが高い
セントラル浄水器は、設置費用が高額になりがちです。(約20万~40万円)また、フィルター交換やメンテナンスのコストも定期的にかかるため、長期的な費用負担を考慮する必要があります。

我が家は、工務店がセントラル浄水器の取り扱いを始める時期にちょうど完成し、たまたま相場よりも安く設置することができました。
しかし、フィルター交換は必要なため、その分の費用は通常通りかかります。
メンテナンスやフィルター交換の手間
フィルターの交換時期を守らなければ、浄水機能が低下し、本来の性能を発揮できません。定期的なメンテナンスが必要な点は、手間に感じる方も多いと思います。
わが家の場合は、交換時期に近づくと案内のはがきが届くそうです。交換を希望する場合は、申し込みをすると取扱店の方がメンテナンスに来てくれると聞きました。まだ最初の交換時期まできていないため、今後追記できればと思っています。
配管内での雑菌の繁殖を抑えるために少量の塩素は残してある
塩素を取り除く浄水器ではありますが、全ての塩素を取り除くわけではありません。そのため、場合によっては若干塩素の臭いを感じることもあります。

私も、ごく稀にカルキ臭のようなものを感じることがあります。
浄水器が屋外にあるため、水の温度が変化する
ネットで調べてみても、あまり出てこないのですが、真夏にお湯のようにあたたかい水が出てくることがあります。
わが家のセントラル浄水器は自宅の西側に設置されており、特に日よけ・雨よけなどはされていません。そのため、夏の西日を浴びる時間帯は水がお湯のような温度になるのではないかと考えています。
もしかしたら、市の水道管が地中で温められて、元々あたたかい水だった可能性も否定はできないのですが…

完全に個人の意見であり、セントラル浄水器とは関係ないかもしれません。この点に関しては、ご了承ください。
以下は、私は感じませんでしたが、一般的にデメリットと言われているものです。
設置に適したスペースが必要
セントラル浄水器は住宅の給水管の元に設置するため、ある程度のスペースが必要
です。会社により大きさの違いはあると思いますが、狭い住宅や賃貸物件では設置が難しいケースもあるため、事前に確認が必要となります。

わが家は戸建てなので、屋外での設置に制限はありませんでした。
家庭によってはコスパが悪い場合も
少人数の家庭では、導入コストやメンテナンス費用を考えると、蛇口型の浄水器のほうがコストパフォーマンスが良い場合もあります。家庭ごとの使用状況に合わせて判断することが大切です。
わが家がセントラル浄水器を導入した理由
- 初期費用が相場よりも安かった。
- 初期費用やフィルター交換にコストはかかるが、ウォーターサーバー代やペットボトルの水を買うことを考えるとそこまで違いがなかった。
- 蛇口の設定などが必要なく、そのままきれいな水が飲めるから。
- 飲用水だけでなく、浴室やトイレなど家全体の水がきれいになるから。
- 残留塩素の影響(健康面、美容面)を少なくしたいと思ったから。
費用対効果、健康面・美容面の効果を感じたので導入しました。
セントラル浄水器を導入すべき家庭とは?
どんな人におすすめ?
- 家族全員が安全で清潔な水を使いたいと考えている家庭
- 赤ちゃんやアトピー体質など肌が敏感な家族がいる家庭
- シャワーや洗濯にも浄水を使いたい人
- キッチンだけでなく、家全体で浄水の恩恵を受けたい人
逆に導入しない方がよいケース
- 一人暮らしや少人数世帯で水の使用量が少ない場合
- 初期費用を抑えたいと考えている場合
- 定期的なメンテナンスやフィルター交換をしたくない場合
- 賃貸住宅で大がかりな工事が難しい場合
導入するなら事前に確認すべきこと
- 初期費用、ランニングコストが予算に合うか
- フィルター交換などのメンテナンスを適切に行えるか
- 設置に必要なスペースが確保できるか
まとめ
セントラル浄水器は、家全体の水を浄化できる便利な設備ですが、導入コストやメンテナンスの手間がかかる点も無視できません。メリットとデメリットを比較し、家庭のライフスタイルに合うかどうかをしっかり判断することが大切です。
メリットとデメリットを比較し、私は導入してよかったと感じています。

導入前にはわからなかった、心地良さも味わえており、期待以上のものでした。
しかし、自分の家庭に合うかどうかは、各家庭の状況によってさまざまだと思います。自分の家庭に必要かどうかをしっかり考えた上で、導入を検討してみてください。
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