家づくり体験談|注文住宅の土地探し〜素人なりに頑張った話と、最終的に工務店に頼って正解だった話〜

住宅・インテリア

新築を検討中のみなさん、土地探しに苦労していませんか?

どうやって探すの?何を基準に探すの?価格ってこんなもの?

きっとわからないことばかりだと思います。私もそうでした。

私なんて、自分なりの土地探しをゆるくスタートさせた時点でも、希望の地域すら決められていなかったんですから……。

でも、なんとなく不動産会社のホームページを見ているだけでは良い土地って見つからないものなんですよね。

今回は、わが家の土地探しの実体験を紹介できればと思っています。

あの頃の私のように悩んでいる方に、こんな探し方をした人もいるんだ~と少しでも参考になれば幸いです。

★この記事はこんな人におすすめ
  • 良い土地が見つからない
  • どうやって探したらいいのかわからない
  • 土地を先に選ぶorハウスメーカーと一緒に土地を選ぶ。どっちがいいの?
  • 土地選びの体験談がを聞きたい

まずは自分たちでゆる~く土地探しスタート

空地チェックと不動産屋ホームページ巡りの日々

家を建てようということはなんとなく決まっていましたが、建てるハウスメーカーも土地も、予算も何にも決まっていない時期がありました。

Instagramの家系アカウントをフォローしまっくって、夢が膨らんでいた時期です(笑)。

自分が好きな家の雰囲気を探したり、間取りを参考にしたり、土地選びを参考にしたり……。

最初の土地探しは、この時期からゆるく始まりました。

私がやったことは、

  • なんとなく地元の不動産屋のホームページを見て売地をチェック。
  • 町中にある空き地をチェック(看板の有無を確認)

この程度です。田舎の狭い町なので、あまり情報は出ていませんでした。

エリアを決める基準にしたこと

ちょこちょこ土地探しをしている中で、自分たちの明確な希望というものが決まっていないことが土地探しにブレを生じさせていると感じるようになります。

ここでようやく、夫とエリアを決める基準を話し合いました。

わが家では

  • 学区はそこまで気にしない
  • ハザードマップで危険なエリアは外したい
  • 田舎なのでお店への行きやすさ(距離など)は重要になりそう
  • 金額が高いエリアはどのあたりか

などを、これまたゆる~く確認しました。

3つのエリアに絞って車で回ってみた

この段階では主に3つのエリアに絞ります。

エリアが以前よりも明確になったおかげで、なんとなく見ていた場所も「ここでずっと暮らすなら」という視点が加わり、より基準が具体的になったように感じました。

「子どもたちの学校問題」「ご近所さんの雰囲気」「エリア全体の雰囲気」など、より深く自分たちに合う条件を考えながら回ることができました。

わが家がこだわった土地の条件

ここで、わが家が土地選びの条件として挙げたことをご紹介します。

ハザードマップは譲れない

子どもが生まれる前の話ですが、私と夫は熊本地震で被災しています。

幸い新築マンションで建物も丈夫だったため、避難所生活にはならなかったのですが、長期間の断水など不便なことがたくさんありました。

また、大雨による断水などもたびたび起こり、「自然には敵わない」という意識が私たちの心に強く刻まれます。

そのため「ハザードマップで危険な場所は絶対NG」は夫婦共通の条件となりました。

田舎だからこそ気にした「生活の便」

その後熊本からは引っ越しましたが、現在の居住地はかなりの田舎です。

例えるなら、電車(正確には電車ではなくディーゼル車)は1日に数本。朝の時間帯に2本、日中1本(休日は2本)、夕方の時間帯の2本のレベルです。

大人は車が一人一台の世界。

そのため車が運転できるうちは心配ないのですが、高齢になり車を運転できなくなってからが問題です。

小さな町なのでお店があるエリアは集中しており、そのエリアを外れるとお店自体がほとんどないという状況。

お店があるエリアの中心地では落ち着かないため、エリアの端っこ辺りで、将来的に運転ができなくなってもギリギリ歩いていけるか、タクシーを使っても距離が短く済むエリアを探すことにしました。

大通り沿いNG&静かな環境希望

私たち夫婦は自然豊かな静かな場所でゆっくりと過ごしたい老夫婦みたいなタイプ。

子どもがまだ小さいということもあり、車との接触の危険性を考えると、大きな通り沿いの土地は選択肢から外そうという結論に至りました。

もともと田舎なので片道2車線ある道路すらないのですが、国道や県道から1本入った場所を探すことにしました。

転機は工務店での勉強会

素人探しの限界を感じていたころに…

ゆるく続けていた土地探しですが、ホームページに出ている土地は代り映えなく、町を回っても売地なのかそうでないのかもよくわからない空地ばかり……。

そんなときに、わが家が依頼することになる工務店の「家づくり勉強会」に参加することになりました。

そこでは、家づくりの基本や高気密高断熱の重要性、お金は“トータルコスト”を考えて建てる重要性など、さまざまなことを教えてもらいました。

そこで話に出たのが、「土地をハウスメーカーや工務店と一緒に探すメリット」です。

住宅のプロと探すことで、住宅を建てることができる土地なのか、水道管が通っているかなど、素人ではすぐにわからない目線で、住宅建設に適した土地なのかを見定めることができます。

工務店
工務店

ここはこういう理由で辞めておいた方が……。

家づくりでは地盤なども関係してくるので、「買った土地が地盤が緩く、追加で地盤工事費がかなりかかった」ということも起こりうるそうです。

その点ハウスメーカーや工務店と一緒に探すと、プロの視点から大丈夫な土地か確認した上で購入できるので安心ですよね。

わが家はその後「家づくり勉強会」を開いていた工務店と契約することになり、土地探しから一緒にしてもらうことになりました。

工務店との土地探し

エリアを狭く

具体的に進めるにあたって、私たちの希望エリアが多すぎたので、エリアを狭めることにしました。

迷った挙句2つのエリアに。

2つのエリアで複数の土地を紹介してもらって、土地を見に行ったりする中で、最終的に今居住しているエリアに絞り込みました。

優先度を再確認

エリアは決まりましたが、細かい部分はまだわが家の中でもはっきりとしていなかったため、夫婦で意見のすり合わせを行います。

その結果、わが家が優先したいことは以下の通りとなりました。

  • 津波、水害、土砂災害の危険な区域ではない
  • 車の多い通りから1本、もしくは2本入った場所にある
  • 自然があり、静かな場所
  • 狭すぎなければ広さにはこだわらない
  • 金額が高すぎない

エリアを決めた時点で、学区内の学校へは遠くなることは確定していたため、そこは妥協点として早々に重要ポイントから削除されていました。

気になっていた空き地の真実

工務店の方から「気になっている土地があれば、売地なのかどうか、誰の土地なのか、など調べられますよ」と教えてもらいました。

工務店
工務店

調べましょう!

地元の工務店なので地元の情報には強いですし、知らない場合は地元ネットワークで調べることもできるようです。

そこでわが家が気になっていていた空地を調べてもらうことになりました。

ホームページにも掲載はなく、看板もないが、擁壁はきちっとしており管理されている印象の土地。

調べてもらったところ、ご家族のためにきれいにしており、ゆくゆくはご家族が家を建てるための土地だということが分かりました。

素人にはどうにもならない「プロのネットワーク」を見せてもらった瞬間でした。

また、この土地の持ち主さんから「別の土地なら売ってもいいのがあるよ」という新たな情報も引き出してくれていました(笑)。

残念ながら私たちの希望する条件とは合わなかったのですが、これが地元工務店の強みだと思います。

候補に残った2つの土地

工務店から紹介してもらった土地を確認し、最終的に2つの土地が候補に残りました。

2つの土地は同じエリアの比較的近い場所にあります。2つの土地に共通する条件は以下の通りです。

  • 津波、水害、土砂災害の危険な区域ではない。(ハザードマップ確認済み)
  • 風が強い地域。
  • 車の多い通りから1本、もしくは2本入った場所にある。
  • 自然が多い。
  • 学区の学校からは遠い。(学校に通う間だけのことなので、妥協)

第一候補

  • 土地の東側に道路(南北に道路が走り、南に向けて下り坂。車1台が通るくらいの道幅)
  • 土地の北側には擁壁(高さ4~5mあり)
  • 土地の南側は民家(南側は土地が一段低く、平屋なので、南に開けている)
  • 正方形に近い形。

第二候補

  • 土地の南側に道路(東西に道路が走り、傾斜のない平らな道)
  • 道路から1mほど高い土地(元々畑だった場所)
  • 土地の北側は1.5mほど高い。北側は畑。
  • 土地の東側は民家。
  • 土地の西側は空地。
  • 南北に縦長の形。

決め手になったポイント

二つの候補地から、わが家が選んだのは「第二候補」の土地でした。

ここから、土地の決め手についてご紹介します。

第一候補で気になった「湿気」問題~工務店からのアドバイス~

工務店に第一候補の土地を伝えると、様々なアドバイスをもらうことができました。

まず北側が高い擁壁になっている点について。

雨が降った際には、擁壁の水抜きパイプから大量の雨水が出てくるそうです。その雨水で水浸しになる可能性があるんだとか。

また、その湿気が溜まり、家に悪影響を及ぼしかねないという話でした。

南側が開けていて、日当たりも良さそうなので「いいな」と思っていたのですが、北側の水・湿気問題は盲点でした!

これも住宅のプロだからこその視点ですよね。

その他にも、土地に接する道路が狭く、坂道ということもあって出入りがしにくそうだという点もありました。

第二候補を選んだ理由

わが家が第二候補の土地を選んだ理由は以下の通りです。

  • 北側は畑なので、雨水や湿気問題がない。
  • 土地に接する道路の幅(車2台がすれ違うことが可能)
  • 道路から土地に1mほどの高さがあり、道路からの人目が気にならない。

やはり、家の劣化に関する不安は無いにこしたことはないと、夫婦で意見が一致しました。

立地についても、車2台がギリギリすれ違うことが可能な程度の広さがあることで、運転のしやすさもクリア。

さらに、道路から1mほど高いという面で、「自宅の中が道路から丸見え」ということを避けることもできそうです。土地の形も南北に縦長なので、南側を庭にして北よりに家を建てれば、南側は開けていつつも道路からのプライバシーが確保できます。

周辺の状況や、プライバシーを重視したいという希望も叶えることができる土地だと気付き、第二候補の土地に決めました。

土地探しで感じたこと

プロの情報網には敵わなかった

まず感じたことは、プロの情報網はさすがだということです。

自分たちでも情報収集していたつもりでしたが、まだまだ知らない土地がたくさんあることがわかりました。それに、空いている土地が売りに出されている土地なのかどうかも、すぐに調べてもらうこともできたので、土地探しの幅が広がったと感じています。

また、良いと思った土地でも不動産や建築のプロから見たらそうでもない……ということもあったので、素人判断で購入しなくてよかったと感じています。

もちろん少し難のある土地でも、持っている土地に合わせて最大限良い状況で建築してくれると思います。しかし土地選びの時からプロ視点で見てもらえると、その後の安心感も桁違いです。

プロとの土地探しは家づくりの強固な土台作りだと実感しました。

今の土地に大満足

最初こそ“第二候補の土地”でしたが、今ではとっても満足しています。

よく「100点満点の土地なんで存在しない」と言われます。

条件を重視すれば金額があがったり、ここはいいけどこっちが許容できない……なんてことも。

ですが、わが家が「ここだけは」というポイントはすべて押さえている土地と出会うことができました。

それは、自分たちが大事にしたいポイント、妥協しても問題ないポイントを明確にした上で土地探しができたからだと思っています。

欲を言えば、風当たりがもう少し柔らかい場所だといいな……ということくらいでしょうか。

わが家の辺りは風がとても強く吹く場所なので、新築5か月の時にやってきた台風によって、建てたばかりのウッドフェンスが見るも無残に倒されました(笑)。

そのお話は、またいつか……。

学校から遠いので子どもの送迎が必要だったりと、不便に思うところはありますが、学校を卒業するまでの間のことなので、時間が解決できる問題でもあります。

さな
さな

総じて、今の土地には満足しています!

まとめ|プロはやっぱりすごい!

自己流土地探しと、プロと二人三脚の土地探し、どちらも経験してみた感想としては、やっぱりプロに頼って正解だった!の一言に尽きます。

プロとの土地探し期間は私が産後すぐだったこともあり、最短とはいかなかったかもしれませんが、それでも2~3か月のうちに決めることができました。

工務店の方には、自分たちの希望や、譲れないポイント、妥協してもいいポイントをしっかりと考える機会(宿題が出されました)をもらい、そこでしっかりと意見をすり合わせていくことが、スムーズな土地探しに繋がったと思います。

素人なりに頑張っても、情報はプロには敵わない。

なんとなく探していても、永遠に希望を叶える土地は現れない。

これが私が学んだ土地探しの教訓です。

まずは自分の希望を明確にすること。妥協してもいい部分を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか?

そして、素晴らしいプロの方とタッグを組んで、みなさんが満足できる土地が見つかることを祈っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。どなたかのお力に少しでもなればうれしいです。

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