みなさんは洗面室へのこだわりはありますか?
家づくりを始めたとき、こだわりたいなと思っていた場所のひとつが「洗面室」でした。
毎朝必ず使う場所だし、せっかくの注文住宅なんだから、雑誌やインスタで見るようなおしゃれな洗面室にしたい! そう思っている方、きっと多いんじゃないでしょうか。
わが家も例に漏れず、最初は「絶対に造作洗面台にする!」と意気込んでいました。でも最終的に採用したのは、造作と市販品を組み合わせた”半造作”スタイル。
結論から言うと、これが大正解でした。
全部造作にしなくても、十分おしゃれでオリジナリティのある洗面室ができたんです。しかも費用もぐっと抑えられて、機能面でも大満足!
今回は、そんなわが家の洗面室づくりの体験談をたっぷりお話しします。
同じように「造作洗面台、気になるけどどうしようか迷ってる…」という方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
造作洗面台に憧れた理由
とにかく、おしゃれすぎる問題
家づくりの打ち合わせが始まる前から、とにかくインスタやPinterestで洗面室の画像を集めまくっていました。そこで見かけるのは、おしゃれな造作洗面台の数々……!
天然木のカウンターに丸型や四角のボウルが乗っていて、すっきりしたミラーが壁に取り付けられている。統一感のあるタイルが貼られて、間接照明がやさしく灯っている……。
もう、見るたびに「こんなのいいな~!」となるわけです。既製品の洗面台にはない、オーダーメイドならではの雰囲気。「うちもこういう洗面室にしたい」という気持ちは、打ち合わせが進むほど強くなっていきました。
座ってメイクできるスペースが欲しかった
もうひとつ、強いこだわりがありました。それが「座ってメイクができるコーナー」です。
今まで賃貸で暮らしていたときは、洗面台の前に立ってメイクするしかなかったんですよね。でも本当は、ドレッサーのように座ってゆっくりメイクしたかった私。
注文住宅を建てるなら絶対に実現したいと思っていたのが、このメイクスペースでした。洗面室にカウンターを造作して、椅子を引いて座れるようなスペースを確保する。髪が多くて乾くまでに時間がかかるので、ヘアドライヤーも座ってかけられたら最高!
造作洗面台なら、このカウンタースペースも一緒にデザインできる。だから余計に「造作にしたい!」という気持ちが強くなっていったんです。
それでも造作洗面台を諦めた、3つの理由
夢は大きく膨らんでいましたが、現実はなかなか厳しかった……。最終的に”全面造作”を断念したのには、3つの理由がありました。
理由① とにかく金額が高い
打ち合わせで造作洗面台にするなら……と話をしていて、最初に思ったのが「高っ!」でした(笑)。
もちろん造作ですから、既製品よりも費用がかかるのは分かっていました。でも、実際に出てきた数字は予想以上。
他にもこだわりたいところはたくさんあるし、全体の予算との兼ね合いを考えると、洗面台だけにそこまでの費用をかけるのは難しい状況でした。
理由② ハイバックにできない=掃除問題
造作洗面台のデメリットとして、意外と見落としがちなのが「掃除のしにくさ」です。
造作の場合、ボウルとカウンターの間に継ぎ目ができます。そこに水垢や汚れが溜まりやすく、カビが生えてしまうケースもあるそう。既製品の洗面台にある「ハイバック」(水はね防止のために、洗面ボウルの後ろ側が高くなっているタイプ)は、造作だと再現が難しいんですよね。

実際には、壁付け水栓に関しては「できなくもない」という感じでした。ですが「壁に水道管を通すので何かあったときの保証ができない」とのこと。
壁付け水栓だと洗面ボウルとの間に距離もありますし、手洗い後に蛇口を締めようと手を伸ばすと、カウンターに水がポタポタ垂れてしまいそうです。
そしてここで冷静に自分を振り返ってみました。わたし、ズボラです。はっきり言って、こまめな掃除は得意ではありません!
見た目のおしゃれさを優先して選んだのに、カビが生えてしまったら本末転倒。「掃除しやすさ」を重視するなら、ここは素直に既製品のハイバックタイプを選んだほうが賢明だと判断しました。
理由③ 収納を造作するとさらに高額に…
洗面台まわりの収納問題も悩みの種でした。
造作でおしゃれに見せる収納…というのも素敵ですが、正直、生活感のある洗面小物を見せたくない派です。生活感が出やすい洗面小物を上手に飾れる自信もありません。
タオルや洗剤のストック、コスメ類など、できれば全部すっきり隠したい!!
引き出し収納を造作で作ろうとすると、これがまた費用が跳ね上がります。見積もりを聞いて「これは無理だ」と即決でした(笑)。
辿り着いた「半造作」というアイデア
3つの壁にぶつかって、一時期は「普通の既製品洗面台でいいか…」と諦めモードになっていました。でも、あのメイクスペースへの夢だけは捨てきれなくて。
そこでたどり着いたのが、「使えるところは既製品、オリジナリティを出したいところだけ造作・カスタマイズする」 という”半造作”の発想です。
採用したアイテム① Takara standard「ELICIO」ハイバックタイプ
洗面台本体は、高品質な琺瑯(ホーロー)素材で有名なタカラスタンダードの「ELICIO(エリシオ)」(横幅750mm)にしました。
ポイントは「ハイバックタイプ」を選んだこと。水はねが壁に直接かからないので、掃除の手間がぐっと減ります。ズボラな自分にはこれが最優先事項でした(笑)。

採用したのは洗面台本体と引き出し収納のセット。引き出し収納付きなので、生活感のあるものをしっかり隠せます。収納量も十分で、使い勝手は抜群です。
採用したアイテム② 旧サンワカンパニーの三面鏡「スミス」
洗面台とセットで販売されている鏡は使わず、別メーカーのものをセレクトしました。採用したのは旧サンワカンパニー(現ミラタップ)の三面鏡「スミス」。

洗面台の横幅よりも広いサイズ(W1200mm×D145×H600mm)を選んだので、収納量がたっぷりあります。
三面鏡の裏が全部収納スペースになっているので、コスメやスキンケア用品、綿棒などの細かいものを全部きれいに収められて、とても便利です。
また、収納内にコンセントが付いているタイプにしてもらったので、夫の電気シェーバーの充電も収納したままできるようになりました。

シェーバーを収納内で充電してくれるので、地味にとっても助かっています!
採用したアイテム③ 造作カウンター
ここがわが家のこだわりポイント!
洗面台と同じ高さで、横にカウンターを造作してもらいました。幅1230mmの間に洗面台とカウンターを並べなくてはならないため、カウンター自体の幅は475mmですが、このカウンターが念願だった「座ってメイクスペース」になっています。椅子を引いて座れる高さに設計したので、ドレッサーのように使えるんです。
朝のメイクも、夜のスキンケアもドライヤーも、ここで座ってゆっくりできるのが本当に快適。賃貸時代には叶わなかった夢が、ついに実現しました!
こだわりのプラスα|タイルと採光窓
洗面台・造作カウンターと鏡の間のスペースには、自分好みのタイルを貼ってもらいました。

このタイル選びが楽しかった!
タイルひとつで洗面室の雰囲気がぐっと変わります。ここだけでも好みのデザインを取り入れることで、「わが家らしさ」がしっかり出せました。
わが家は、深い緑色のボーダータイルを横貼りしてもらっています。
さらに、洗面台の上部には採光用の小窓も設置。これが思った以上に効果的で、自然光が差し込むことで洗面室全体が明るくなりました。メイクするときに暗いのが地味にストレスだったので、この窓のおかげでとても見やすくなっています。
完成した洗面室、使ってみて
念願の半造作洗面室が完成してから、実際に生活してみての感想をお伝えします。
念願のメイクスペース、最高!
これはもう、大満足の一言!

大満足!
造作カウンターに椅子を置いて座り、ドレッサー感覚で使えています。
ヘアドライヤーも座ったままかけられるので、洗面室での支度がとてもスムーズ。立ちっぱなしだった賃貸時代に比べると、格段に快適です。
2人並んで朝の準備ができる
洗面台の横にカウンタースペースを設けたことで、洗面室全体の横幅がそれなりに確保されています。そのおかげで、2人並んで朝の準備ができるようになりました。
幅1230mmなのでめちゃくちゃ広いわけではないんですが、それでも2人並べるのはとても大きい!
朝の時間帯って、洗面室の取り合いになりがちですよね。わが家では、1人が洗面台で歯磨きや洗顔をしている間に、もう1人がカウンターでメイクやドライヤーができるので、スムーズに準備が進みます。
これ、地味に便利です!
採光窓のおかげで明るい!
洗面台上部に設けた採光窓は、想像以上に大活躍しています。
窓から自然光が入ることで、昼間は照明をつけなくても十分明るい。特にメイクするときは、自然光で確認できるのがありがたいです。「外に出たら思ったより濃かった…」というメイクの失敗も減った…はずです(笑)。
視線が抜けることで、洗面室が広く感じられる効果もあります。窓がない洗面室だと閉塞感が出やすいんですが、この窓のおかげでとても開放的な雰囲気になっています。
収納がたっぷり!生活感ゼロ
幅広の三面鏡(鏡裏収納付き)と、洗面台下の引き出し収納のおかげで、収納量は申し分なし。
- コスメ
- スキンケア用品
- 歯ブラシ・コップ・歯磨き粉
- ヘアアクセサリー類
- 夫の電気シェーバー
- 洗剤ストック
- ドライヤー・ヘアアイロン類
など、洗面まわりのものが全部すっきり収まっています。
それに加えてわが家は生理用品と掃除洗剤も収納しています。(過去記事参照)
トイレが「0.38坪・収納なし」のものすごく狭い空間なので、洗面台下の引き出し収納にトイレに収納できなかったものまで入れていますが、それでも問題なく収納できました。
カウンターの上には、おしゃれなティッシュケースと小さなゴミ箱以外何も出さない状態をキープできているので、見た目もすっきり。
生活感が出やすい洗面室なのに、ゲストが来たときにも恥ずかしくない状態を保てています。
お掃除ラクラクで、ズボラでも安心
ハイバックタイプの洗面台にしたことで、水はね汚れのケアがとても楽になりました。継ぎ目がないので、カビの心配もほぼなし。
「造作にしてカビたら最悪だったな…」と、今となってはあの選択をして良かったなと思っています。ズボラな自分でも、さっと拭くだけで清潔を保てるのが嬉しいポイントです。
費用面、ぶっちゃけ
全造作洗面台 vs 半造作のわが家、費用感はどれくらい違うのか。正確な金額は工務店や仕様によって大きく変わるため一概には言えないのですが、わが家のケースでは半造作にすることで、全造作に比べてかなりのコストダウンができました。
正直に言えば、「お金が湯水のごとく湧いてくれば、全面造作にしたかった」というのが本音です(笑)。インスタで見るような、天然木カウンターに造作ボウル、こだわりのミラーが並ぶ洗面室は、やっぱり憧れます。

そりゃ~うらやましいです!
でも実際に暮らしてみると、今の洗面室で十分すぎるほど満足しているんですよね。予算内でここまでオリジナリティを出せたことには、自分でもびっくりしています。
家づくりは、予算との戦いでもあります。「全部こだわりたいけど、全部は無理」という現実の中で、どこに優先順位をつけるか。
私は、洗面室については「機能性」「掃除のしやすさ」「メイクスペースの確保」という自分にとって本当に大事なポイントを押さえつつ、おしゃれも忘れずにコストを抑えるという選択ができたと思っています。
まとめ|全部造作じゃなくてもいい!大切なのは”自分にとって何が必要か”
わが家の洗面室づくりを振り返ってみると、大事だったのは「造作かどうか」ではなく、「自分にとって何が必要で、何を優先するか」をはっきりさせることでした。
わたしの場合は、
- 座ってメイクできるスペース → 造作カウンターで実現
- 掃除のしやすさ → ハイバックの既製品洗面台で解決
- たっぷりの収納 → 既製品の引き出し収納+幅広三面鏡で確保
- おしゃれ感・オリジナリティ → タイルと採光窓でプラス
というように、「既製品でできること」と「造作・カスタマイズが必要なこと」を整理したことで、コストを抑えながら理想に近い洗面室が完成しました。
「造作洗面台、気になるけど高くて無理かも…」と感じているなら、全部造作にすることにこだわらなくていいと思います。ポイントを絞って取り入れるだけで、十分オリジナリティのある空間になりますよ。
また最近は、既製品の中でも自分の好きなものを組み合わせて、希望のスタイルを作ることができるものもあるようです。そういった商品を検討するのもいいと思います。
これから家づくりをされる方の、少しでも参考になれば嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。他にもわが家の家づくり体験談を発信していますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください♪



コメント