家づくり体験談|0.38坪・収納なし・手洗い台なし!狭いトイレでも快適に暮らす工夫

住宅・インテリア

家づくりをするとき、みなさんはどこに一番こだわりますか?

使いやすいキッチン、広いリビング、くつろげる主寝室……きっとトイレを一番に挙げる人は少ないんじゃないかと思います。

実はわが家も、打ち合わせ初期はトイレの優先順位はかなり低めでした。

でも毎日何度も使う場所だし、子どもがいればトイトレもある……。 家族みんながお世話になる、意外と重要な空間なんですよね。

わが家のトイレは0.38坪・収納なし・手洗い台なしというなかなかのスペック(笑)。 「それって大丈夫なの?」と思われそうですが、結論から言うと工夫次第で普通に快適に暮らせています!

この記事では、狭くて収納がないトイレをどう乗り切っているか、わが家のリアルな体験談をたっぷりご紹介します。

これから家を建てる方の参考に、少しでもなれたら嬉しいです!

わが家のトイレをぶっちゃけ!スペックを公開

まずはわが家のトイレのスペックを正直にお伝えします。

わが家のトイレ基本情報
  • 広さ:0.38
  • 収納:なし(壁に横長のニッチのみあり)
  • 手洗い台:なし
  • トイレ本体:タンクレストイレ(パナソニック・アラウーノ)
  • 扉:引き戸

一般的なトイレは0.75坪〜1坪が多いので、0.38坪というのはかなり狭い方だと思います。

 ただそこに「収納なし・手洗い台なし」が重なるので、なかなかシンプルというか、潔い空間になっています(笑)。

ニッチはトイレに座って目の前の壁についています。高さ14cm、幅50cm、奥行き12cm。私が座った目線の少し上にあり、座ったまま手を伸ばして届く場所にあります。

「なんでこんなスペックになったの?」と思われるかもしれないですが、間取りの都合上トイレに割り当てられた面積がこの広さだったんですよね。

わが家は広さよりも高気密高断熱を取ったため、予算内で検討した結果約26坪のコンパクトハウスになりました。

限られたスペースの中で、できることをやろう!というスタンスで設計を進めました。

正直に言うと「これは不便だな」と思ったこと

工夫の話をする前に、まずはリアルな不満もお伝えしておきます。

収納がないと、どこに何を置くの問題

掃除用具、替えのトイレットペーパー、生理用品……。 トイレまわりって意外と“置きたいもの”がありますよね。 収納がない状態でそれらをどこに置くか、最初はかなり頭を悩ませました。

さな
さな

トイレに置けなかったら、どこに置けばいいの!?泣

トイレ内に収納があれば、サッと取り出せて便利だろうな、というのは今でも思います。

ニッチはかわいいけれど、あくまで「飾り棚に毛が生えたもの」くらいの感覚ですし、ニッチ全体にトイレットペーパーをズラッと並べると……。

生活感しか出てきません(笑)。

踏み台があると、とにかく狭い

現在、下の子がトイトレ終了直後の状況。 トイレに子ども用の踏み台を置いているのですが、0.38坪のトイレにこれが加わると……正直かなり狭いです。

足元に踏み台があるので、便座に座るとき・立ち上がるときに毎回ちょっと気を使います。

手洗い台がないとき、最初は戸惑った

トイレの中に手洗い台がないので、用を足したあとはトイレを出て洗面台へ移動します。 この動線、最初はなんとなく落ち着かない感じがありました。 「手を洗う前にドアノブを触っていいの?」みたいな。

ただ、これは慣れの問題でもあるし、設計の工夫でカバーできています。 その話は次の章で!

わが家が採用した「7つの工夫」

ここからがメインです。

狭くて収納がないトイレを快適にするために、わが家が取り入れた工夫を7つご紹介します。

① タンクレストイレ(アラウーノ)で奥行き問題を解決

0.38坪のトイレでまず考えたのが、奥行きの問題です。

一般的なタンクありのトイレは、タンク部分の奥行きが加わるので全長が長くなります。 狭いトイレにタンクありを入れると、便座に座ったとき前がかなり詰まった感じになるんですよね。

その上わが家は座った目の前が壁です。

タンクありトイレを想定して壁の前に座ってみたところ、それはそれは窮屈でした!

画像:Panasonic公式ホームページより

そこで採用したのがタンクレストイレ(パナソニック・アラウーノ)です。

タンクがないぶん奥行きがコンパクトで、同じ0.38坪でも体感的なゆとりが全然違います。

狭いトイレだからこそ、タンクレスの選択は大正解でした。

② トイレのすぐ横に洗面台を設置して、手洗い動線をカバー

手洗い台がないことへの最大の対策は、トイレのすぐ横に洗面台を置く間取りにしたことです

わが家はトイレを出てすぐに洗面台があります。なんなら、トイレの壁にくっついている配置です。

なので用を足したあと、ドアを開けたらすぐ手が洗える動線になっています。

「トイレの中で手洗いを完結させなくても、すぐ外で洗えれば同じでは?」 そういう発想の転換ですね。

実際に住んでみると、これで全く困っていません。

 むしろトイレ内に手洗い台を作るよりも、スペースが広く使えてよかったと感じています。 手洗い台を設けることでトイレが狭くなるなら、外に出してしまうのもアリだと思います。

③ 扉は引き戸にして、空間を広く使う

トイレの扉を引き戸にしたことも、空間の使いやすさに大きく影響しています。

開き戸だと、ドアを開閉するための「扇形のスペース」が必要になります。 0.38坪の狭いトイレでそのスペースが取られると、使い勝手がぐっと悪くなりますよね。

引き戸なら扉が壁に沿ってスライドするだけなので、トイレ内のどこにいても邪魔になりません。 特に子どもと一緒にトイレに入るときや、踏み台がある状態での出入りが格段にラクになりました。

また、トイトレ中は引き戸を開けっ放しにして、私の身体はトイレの外からサポートすることもできました。

狭いトイレには引き戸、本当におすすめです。

④ トイレットペーパーホルダーを2連にして、切らさない安心感

細かいことのようで、地味に大事なのがこれ。 わが家のトイレットペーパーホルダーは2連タイプを採用しています。

1本使い切っても、もう1本がすでにセットされている状態なので、「あ、トイレットペーパーがない!」という焦りがなくなります。

 家族が多い方や、替えを取りに行くのが面倒な方には特におすすめの設備です。

収納がないトイレだからこそ、ホルダーに常に2本セットしておける安心感は大きいです。

さな
さな

わが家は建築時に施主支給して取り付けてもらいました。

⑤ ニッチには予備ペーパーを1個常備

トイレの壁に作ったニッチには、予備のトイレットペーパーを1個だけ置いています。

横幅があるので、置こうと思えば5~6個は置けるのですが、そうなると座って目の前がトイレットペーパー置き場で落ち着かないんですよね(笑)。

ニッチには、左端にトイレットペーパー1個と、右端に小さなインテリアを置いて、ディスプレイコーナーにしています。

トイレ内には2連ホルダーに2本 + ニッチに1個 = 計3本が常にある状態なので、すぐに切れることがありません。

ニッチは収納としての容量はほぼないけれど、「トイレットペーパーのちょっとした定位置」兼「ちょっとした癒しコーナー」という意味では、作ってよかったと思っています。

⑥ 隣の洗面台下収納に、トイレ用品をまとめて収納

トイレ内に収納がないかわりに、隣の洗面台下の引き出し収納をトイレ用品の定位置にしています。

具体的には、

  • トイレ掃除用のシートや洗剤
  • 生理用品

などをここにまとめています。

↓↓トイレットペーパーと掃除用ブラシはこちらに収納↓↓

  • トイレットペーパー:日用品収納クローゼット(トイレから3歩くらい)
  • トイレ掃除のブラシ:便器奥側の側面に張り付けて浮かせる収納

トイレットペーパーのストックは、トイレから近い場所に日用品収納スペースがあるので、まとめ買いしたものをまとめて入れています。(トイレから3歩くらいです)

トイレ掃除のブラシに関しては、衛生面から便器奥側の側面に張り付けて浮かせる収納にした上でトイレ内に収納しています。

「トイレの中に収納がないと困る」と最初は思っていましたが、すぐ隣に収納があれば実際にはほとんど困りません。 むしろトイレ内に収納がないぶん、トイレがスッキリして見えるというメリットすら感じます。

ただ一つだけ困るとすれば、急に生理用品が必要になったとき

ですが私は、外の様子を伺いながら座ったまま扉を開き、洗面台下引き出し収納を開けて生理用品を取ってしまいます(笑)。

必ずしも誰かがいるわけではないですし、意外と見られることなく素早く取ることができますよ。

それに、そろそろ来るかもと思って体調に変化があれば、事前に準備しておくこともできるので、困る状況になることは滅多に起こりません。

収納は必ずしもトイレの中になくてもいい、というのはわが家の大きな気づきでした。

⑦ 踏み台は「大人も使える設計」のものを選ぶ

幼い子どものために置いている踏み台ですが、これを選ぶときに意識したのが大人が踏み台を避けなくても使えるかどうかです。

踏み台によっては、大人が便座に座るとき足がぶつかったり、無理な体勢になったりします。 わが家では踏み台を置いたままでも足に干渉しにくいタイプのものを使っています。

こうすることで、踏み台を置いたままでも大人が普通に用を足せます。 「踏み台がある=大人が使いにくい」は工夫次第で解消できるので、同じくトイトレ中のご家庭はぜひ踏み台のサイズや形状にも注目してみてください。

スリッパなし生活のリアル

「トイレにスリッパって普通あるよね?」と思う方も多いかもしれませんが、わが家はトイレにスリッパを置いていません。

理由は「スリッパがあると床掃除がしにくくなるから」「スリッパを置くほどのスペースがないから」です。

0.38坪の狭いトイレ、正直なところ床面積はかなり限られています。足で踏む面積なんてほんの少しなんです。

そこにスリッパが常駐していると、掃除のときに毎回移動させる手間も発生します。それが面倒で掃除の頻度が下がるくらいなら、いっそなくしてしまおう、という判断です。

スリッパがないぶん、その代わりに床をこまめに掃除することを習慣にしています。 トイレットペーパーに次亜塩素酸ナトリウムを吹きかけて、気づいたときにサッと拭く感じです。

毎回大掛かりな掃除をするわけじゃなく、ちょこちょこ拭き掃除する習慣がつけば、スリッパなしでも全然清潔に保てます。

ただ来客のときは気を使うので、そのときだけスリッパを出しています。 普段は便器の横に立てかけてしまっておいて、必要なときだけ出す感じです。

スリッパなし生活、慣れてしまえば逆にラクですよ。

トイトレ中~トイトレ後のリアル事情

現在、わが家は下の子がトイトレ終了直後です。ですが、トイトレが終わって自分で行けるようになっても、急に体が大きくなるわけではないため、トイレでの踏み台は引き続き必須なんです。

実際どうかというと、狭いは狭いです。正直に言います(笑)。

トイトレ中は踏み台がある状態で子どもと一緒にトイレに入ると、大人が動けるスペースは全くありません。子どもをトイレに座らせて、ズボンを脱がせて、サポートして……という一連の動作を、かなりコンパクトな動きでこなす必要があります。

わが家の場合は、引き戸を全部開けっ放しにして、私はトイレの外から手を貸すような形でサポートしていました。

ここでトイレの扉を引き戸にしたメリットを強く感じました!

子どもが大きくなり、踏み台なしで座れるようになったら、踏み台も少しずつ卒業していく予定。 そうなればかなり余裕が生まれるはずで、今はそれを楽しみにしています。

一時的な大変さだと思えば、乗り越えられますよ!

まとめ|狭くても、収納がなくても、工夫次第でなんとかなる!

今回は、わが家の0.38坪・収納なし・手洗い台なしのトイレについて、リアルな体験談をお伝えしました。

改めて7つの工夫をまとめると、

  1. タンクレストイレで奥行きをコンパクトに
  2. トイレ横の洗面台で手洗い動線をカバー
  3. 引き戸で空間を有効に使う
  4. 2連ペーパーホルダーで切れる心配なし
  5. ニッチに予備ペーパーを1個常備
  6. 洗面台下収納をトイレ用品の定位置に
  7. 大人も使える踏み台を選ぶ

これらの工夫を組み合わせることで、狭くて収納がないトイレでも日常生活はほぼ困っていないというのが正直な感想です。

ただ!!せっかくなので本音も言わせてください。

もう少し広ければよかったな〜とは思います!(笑)

特にトイトレ中は切実に。 あと10cmでも広ければ、踏み台との共存がもっとラクだっただろうな、と思う場面は正直あります。

家づくりをこれからされる方へお伝えするなら、トイレは後回しにしがちですが、予算や土地・建物の広さと相談しながら日常的な使いやすさ・子育て期の使いやすさを少し想像しながら計画してみてください。

なんとなくで決めてしまうのではなく、自分たちのライフスタイルに合った選択ができるといいと思います。

狭いトイレでも工夫次第で全然いける!というのは本当のことです。 でも余裕があるならもう少し広くするのも全然アリ、というのも本音です(笑)。

この記事が、家づくり中の方の参考に少しでもなれたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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